講師: |
二又 俊文 氏 |
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開催日時: | 2021年3月15日(月) 15:00~16:30 |
演題: | 「標準必須特許(SEP)の最新動向と今後への展望 〜標準・知財・競争法のInterplay(交錯)~ 」 |
開催場所: | オンラインセミナー |
講演概要
2020年は長い一年でした。その間SEPについてグローバルには大変多くの出来事がありました。ドイツ最高裁判所Sisvel v. Haier、英国最高裁判所Unwired v. Huawei、あるいは米国司法省がSEPの差止命令の制限を見直しする動きなどありました。さらにコネクテッドカー 訴訟ではドイツのノキア v. ダイムラーで差止命令が続くなか、結局欧州司法裁判所(CJEU)に付託されました。 中国でもSEP関連訴訟は続き、中国の裁判所は、英国、ドイツ、インドの訴訟に対して国を超えた差止命令停止命令(Anti-Suit Injunction)を発出し、国際管轄権が新たな火種になっています。 日本はSEPについては「かやの外」のようになっていますが、いよいよどう進むべきか自ら決める時期が来たようです。SEPは標準、知財、競争法の交錯するところにあり、そのいずれもよく見渡せる位置にあります。
講演では最新のグローバルSEP関連動向を整理したあと、私達としてSEPについて どう向き合うべきなのかをご一緒に考えます 。