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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 QMSを経営に活かしたいあなたに贈る 』 QMS委員会 〜 「2022年度新体制で活動中!運営方針は『QMSの運用やプロセスを改善する』です。」 〜 2022年8月31日発行 第99号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━ ≪ 第99号 目次 ≫ ・はじめに ・QMS委員会総会/2022年度体制 ・2022年度の運営方針 ・2022年度イベント・企画について ・ISO 9001関連の最新動向 ・TL 9000コーナー TL 9000セミナー「導入コース」の報告 ・QKM 〜e-ラーニングサービス〜受講者募集のご案内 ・編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●はじめに ─────────────────────────────────────────────── 2022年度QMS委員会委員長を拝命しました小島 博樹です。 よろしくお願いいたします。 QMS委員会へのご支援・ご協力も引き続き,お願いいたします。 昨年度の冒頭では新型コロナウィルスの感染者数は25000人越え,4回目の緊急事態宣言が出されたことで ワクチンを含めた新型コロナウィルスの感染症対策を意識して行っていくことが大切かと思われますと書 かせていただきましたが,現在の状況は新型コロナウィルスの進化?というと違和感があるかもしれませ んが,2022年6月末頃からは新型コロナウィルスの変異株(オミクロン株)が猛威を振るっており,感染 者数が昨年同時期の10倍以上となる25万人を超えた日もありました。まだまだ新型コロナウィルスの感染 症対策は気を緩めくことなく,行っていくことが大切かと思います。 さて,2022年度のQMS委員会の活動ですが,2021年度QMS委員会総会時に『QMS委員会 2022年度事業計画』において『QMS委員会の取組み』を説明させていただきました。 まず,「イベント・企画の実施については,会員企業にとって役立ち,参加し易い企画(社会状況,事業 環境変化,公益性の観点を踏まえ)をミッションとし,会員企業へ募集を行う.」 です。 また,「会員企業とのダイレクトなコミュニケーション(オンラインを主とする)を定期的に実施し, QMS委員会の将来の活動の方向性について,意見収集するとともに,活動を活性化するため,運営への メンバー募集を継続していく.」 です。 『2021年度の申し送り事項』である「数年間続くパンデミックに起因する社会活動状況や企業活動状況の 大きな変化を踏まえ,QMS委員会は会員企業のニーズや期待に応えるイベント・企画/情報発信等を効果 的に実行する運営体制を維持し,活動していくことを目指す.」を実現する為の対応として,QMS委員会 の活動を実施していく為の運営体制は会員企業数がここ数年で半減したことで,運営委員も同時に減少の 一途を辿り,現状は厳しい運営体制になっております。 現在の運営体制では会員企業数が半減する以前に行っていたイベント・企画数を実行することは難しいで すが,上記に書かせていただいた「イベント・企画の実施については,会員企業にとって役立ち,参加し 易い企画(社会状況,事業環境変化,公益性の観点を踏まえ)をミッションとし,会員企業へ募集を行う .」ことについては基本的に変わりません。出来る努力を惜しみなく実行し,運営を行っていきます。 次に,パンデミックに起因する社会活動状況や企業活動状況の大きな変化はQMS委員会の運営にも大きな 変化をもたらしました。現在では,運営委員会や会員企業とのコミュニケーション手段,イベント・企画 の実施はオンラインがベースとなりました。 昨年度のオンライン懇談会や2021年度のQMS委員会総会では,会員企業の皆様とダイレクトなコミュニケ ーションを実施させていただきました。今年度も会員企業とのダイレクトなコミュニケーションは定期的 に実施し,会員企業の皆様のご意見・ご提言は,QMS委員会の運営やイベント・企画等に役立てさせてい ただきたいと思います。 また,メルマガやHPによる情報発信,e-learningサービスの提供においても,会員企業へ貢献していきた いと思います。 今年度も引き続き,QMS委員会へのご支援・ご協力をいただけますよう,よろしくお願いいたします。 それでは,メルマガ第99号をお届けいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●QMS委員会総会/2022年度体制 ─────────────────────────────────────────────── 2021年度のQMS委員会総会については,新型コロナウイルスの感染防止の観点から,オンライン開催 (ZOOMを利用)にて,2022/7/29に実施させていただきました。 誠にご多忙な中,当日のご出席もしくは委任状のご提出ともにご協力いただけましたことに感謝の意を表 します。 2021年度QMS委員会総会にて,総会成立要件(「QMS委員会規則第8条」 による過半数以上の出席)を満た していることを確認し,2021年度QMS委員会総会の成立及び2022年度QMS委員会執行へのご承認をいただけ たと判断いたしましたので,ご報告させていただきます。 2022年度会員企業数:8社 承認企業数:8社 承認率:100%(承認企業数/会員企業数) ご承認いただいた2022年度QMS委員会の体制は以下の通りです。よろしくお願いいたします。 委員長 日本電気 小島 博樹 副委員長 岩崎通信機 海老沼 毅 三和電気工業 簗瀬 聖子 運営委員 日本電気 北村 弘(TC176国内委員会委員) フェロー (元)富士通 吉崎 久博(TIAクエストフォーラム日本ハブ事務局) (元)日立製作所 相澤 滋 会計監事 三和電気工業 簗瀬 聖子(兼)副委員長 特別委員 (元)ソニー 山本 正 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2022年度の運営方針 ─────────────────────────────────────────────── 2022年度の運営方針は『QMSの運用やプロセスを改善する』です。昨年度迄の運営方針であった『QMSの プロセスを改善する』をここ数年の社会状況や企業活動状況の変化などの影響を踏まえ,QMSのプロセス を改善することだけに留まらず,QMSの運用についても改善する機会を持つことが必要な状況になってい ると考え,見直しました。また,2022年度からのテーマについても『QMSを変化に対応した運用や運用に 必要なプロセスに改善するには』と見直しました。 2022年度事業計画の中で,【QMSの目的は,品質保証や顧客満足向上の仕組みの構築とそれを達成するた めの運用であるが,外圧や義務感でのISO9001の認証維持などが目的となってしまうと,結果として『QM Sの形骸化』を招き,『運用目的』,『パフォーマンス』,『効果』等に疑問を感じてしまう.】と説明 させていただきました。 今年度からは,組織にてQMSを運用する上で必要となるプロセスに限らず,組織のQMSの運用についても 変化に対応した運用やプロセスにどう改善すれば,対応していけるのかを研究活動を通して取り組んで いきたいと考えております。また,QMS委員会のイベント・企画にも活用していきたいと思いますので, ご期待ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2022年度イベント・企画について ─────────────────────────────────────────────── 行動制限は解除されたものの,依然として新型コロナの感染が続いていますが,今年度の活動テーマであ る「QMSの運用やプロセスの改善」につながるよう,「異業種見学会」の対面型開催の実現,QKMアクティ ブラーニングの開催などの企画を検討していきたいと思います。 また,新型コロナの感染状況を考慮し,「異業種見学会」の対面型開催が難しい場合の代替イベントであ る会員企業の皆様との座談会についても検討していきたいと思います。 今年度も,引き続きミニマムオペレーションでの運営となりますが,QMS活動の高度化の気付きとなるよ う議論を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ISO 9001関連の最新動向 〜欧州AI規制法案の最新動向〜 ─────────────────────────────────────────────── 日本でも関心の高い「欧州AI規則法案」の現状の課題として,「透明性に関する条項の不足,Article 14 Human oversightのストップボタンやリスクポイントをどう下げていくか,国家安全保障に関係するAIの 扱い,HighリスクAIか否かの検証に直結する話として,システムを総合的にみて社会への利益を考える必 要性。 Accuracyの評価も難しく技術的な課題であるなど漏れているところや不十分なところ」が挙げられていま す。 そもそもAIとは何かの定義に加え範囲も広く,技術的取り組みと政治的取り組みの間でギャップもあり特 にArticle 6 Classification rules for high-risk AI systemsおよびAnnex III High−Risk AI Systems Referred to in Article 6(2)について,テクニカルグループとポリティカルグループで欧州AI規則法案 の調整,合意が難航。6月初めには3003の修正案が提出されており,これから審議されるのが現況のよう です。 また欧州AI規制法案(2021年4月)を受けた標準化検討指令の原案が2022年5月20日,欧州委員会から欧州の 標準化機関に示され具体的な検討が進んでいます。AIシステムの組織や社会への実装メカニズムとして, 基盤となる品質マネジメントシステムの重要性がさらに高まっていくと考えています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●TL 9000コーナー TL 9000セミナー「導入コース」の報告 ─────────────────────────────────────────────── 恒例になりました TL 9000 セミナー「導入コース」を,5月16日にTIAクエストフォーラム日本ハブ様と CIAJ QMS委員会で共同開催致しました. Zoomによるオンライン開催で,当日は12団体35名の参加があり,QMS委員会内部に留まらず,CIAJ会員と TIAクエストフォーラム日本ハブ会員から幅広く参加がありました。 初参加の方が6名で,ICT業界関係各位に電気通信の品質規格:TL 9000をご理解戴く機会となりました。 セミナー内容 TIAクエストフォーラムの紹介 TL 9000の紹介 1.TL 9000に関するWEB等の情報の見方 2 TL 9000要求事項の基礎(R6.3) 3.TL 9000測定法の基礎(R5.7) 質疑応答 講師:小林 真一 氏 吉崎 久博 氏: TIA公認研修機関(株)テクノファ講師 川津 一郎 氏:TIA承認TL 9000トレーニングコース修了 今回の説明会の動画公開: TIAクエストフォーラム日本ハブのWEBサイトにおいて動画公開しています。 活用いただければと存じます。 https://www.youtube.com/watch?v=iOFZOIT0l3Y 今回のアンケートの結果抜粋: ・Web検索方法を理解出来た。HPの紹介があり,参考になった。 ・ISO 9001に対する追加要求事項の関連付け方法を理解出来た。 ・測定法に関する概要をイメージ出来た。 ・TL 9000は,日本ではあまりメジャーではない,認証組織が少ないので,特徴を広く周知ください。 次回開催は,2022年11月を予定しています。 TIA:Telecommunications Industry Association:米国電気通信工業会 米国を本拠とする通信業界のグローバルな団体で,TL 9000品質規格や 通信分野の技術基準の制定,技術研究, 米国政府対応を行なっています. CIAJとグローバルパートナーシップを結んでいます. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●QKM 〜e-ラーニングサービス〜 受講者募集のご案内 ─────────────────────────────────────────────── メルマガ第98号でもご案内させていただきましたが,再び,QKM 〜e-ラーニングサービス〜 について 受講者を募集させていただきます。(一部,再掲の記載内容を含みます。) 【QKM e-ラーニングサービス】は,QMS委員会の会員企業の皆様は無償で受講いただけます。 新入社員の導入教育をはじめ,中堅社員の実践教育,管理職教育等,幅広く積極的にご活用いただければ 幸いです。 【QKM e-ラーニングサービス】についてですが,今までご利用いただいたことがない場合は本サービスの 内容をまず会員企業の代表の方に受講いただき,社員に進めたい教育内容かどうかご判断いただきたいと 思います。 既に今までご利用いただいたことがある場合は,再教育としてご活用をおすすめさせていただきたいと思 います。 2021年度QMS委員会総会時に会員企業の皆様より,HPより,QKM 〜e-ラーニングサービス〜 に関する記 載内容までアクセスする手順がわかり辛いとのご意見をいただきましたので,今回はアクセスする手順を ご案内させていただきます。 ①CIAJ本体のHPにアクセスする。 https://www.ciaj.or.jp/ ②CIAJ本体のHPが表示されたら,上部に表示される各カテゴリより,委員会を選び,CIAJの委員会活動に アクセスする。※プラウザをFULL表示にてご覧いただけてない場合は,上記の通りに表示されてい ない場合があります。その際は,下記URLより,アクセスいただけますよう,お願いいたします。 https://www.ciaj.or.jp/committee/activities-committee/activities.html ③CIAJの委員会活動が表示されたら,QMS委員会までスクロールし,※QMS委員会のページはこちらにアク セスする。 https://www.ciaj.or.jp/qms/ ④QMS委員会のページが表示されたら,Eラーニングにアクセスする。 https://www.ciaj.or.jp/qms/elearning/ ⑤Eラーニングのページが表示される。 『QKM e-ラーニング』サービス概要や『QKM e-ラーニング』サービスのプログラム,受講申込み等の内 容を掲載しています。 勿論,QMS委員会のHPのURLは皆さんご存じかと思いますので,上記③よりアクセスいただければよいので すが,今回は上記①のCIAJ本体のHPからアクセスする手順を書かせていただております。 前回のメルマガ第98号には上記④に記載しておりますEラーニングのページのURLを書かせていただいてお りました。 会員企業の皆様の積極的なご活用をお待ちしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記 ─────────────────────────────────────────────── 夏の甲子園が終わり秋の気配を感じる頃になりました。今年は東北勢が春夏通じ初の優勝となりました。 米国の政治家アール・ウォーレンの「私はいつも、新聞を運動面から読み始める。運動面には人間が成し 遂げたことが記録されているからだ。一面に載っているのは,人間がしでかした過ちばかりだ」という言 葉が有名だそうです。2022年も2/3が過ぎましたが,この言葉を実感する出来事が国内外問わず多いと思 う方もいるのではないでしょうか。 さて,QMS委員会は先日開催されました総会で2022年度体制が承認され,新たなスタートを切りました。 総会では短い時間でしたが,意見交換をさせて頂きました。会員企業の皆様も長引くコロナ禍で試行錯誤 しながらもQMS活動されている事を知り,新たな気づきもありました。 今年度もコロナ禍での運営となりますが,会員の皆様の課題解決につながるようなイベントや活動の実現 に向けて頑張りたいと思います。今後共ご協力をお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」── * 配信追加は下記にお知らせください。 mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp * 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部 http://www.ciaj.or.jp/top.html http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ) * 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(勝田 秀樹) * 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください! qmsmelg@ciaj.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2004-2022 CIAJ QMS committee All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━