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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」 QMS委員会 「今年度のアクティブラーニングはオンライン開催で計画中。是非ご活用ください」 2021年1月13日発行 第95号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━ ≪ 第95号 目次 ≫ ・はじめに ・2020年度QKMアクティブラーニング ・ISO 9001関連の最新動向 ・TL 9000コーナー ・編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●はじめに ─────────────────────────────────────────────── 令和3年が始まってから,およそ2週間あまり過ぎようとしております。遅まきながら今年もよろしくお 願いいたします。 令和2年は,世界中にて人類に多大な影響をもたらしている新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に より,現代社会の各種活動(生活・経済を含む)にも大きな変化が起こりました。特に3月に入ってから のエンターテインメントやビジネスにおける集合型の各種イベント・企画は例外なく延期もしくは中止と なりました。 特にエンターテインメントの大半は多くの来場者が集まりますが,暫く無観客開催が続きました。一旦, 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染者数が減少した5月中旬頃から観客数を大幅に制限した 有観客開催が検討され,徐々に再開されるようになりました。 主催者は様々な感染症対策を講じ,開催を行っております。(入場時の検温,氏名・住所・連絡先の記入 ,マスク着用必須化/ソーシャルディスタンスの確保,飛沫感染防止板の設置,手洗い推奨,消毒薬等) 当初,観客入場時の検温は人による測定(非接触型の測定器を使用)が多かったのですが,現在はICT を活用し,サーマルカメラ(赤外線を検知して温度を計測するカメラ)によるモニタリングを導入した検 温(体表面温度)を行っている主催者がとても増えたと思いました。主催者側のメリットは観客入場時の 時間効率化だけではなく,従業員への安全面の配慮や観客への負担(従業員とのやり取り,検温結果に対 する心理的な影響等)の軽減等があげられ,今後のデファクトスタンダードかと考えます。 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の新規感染者数は6月下旬頃から徐々に増え始め,7月中旬には 第2波となり,暫く新規感染者数の高止まりが続き,11月上旬から現在に至るまで第1波,第2波以上 の感染者数増加となっております。第3波となった現在の状況では,日々の新規感染者数が7000人を 超え,再び緊急事態宣言が発令されました。 元来,インフルエンザウイルス感染症の感染者数は冬場に増加傾向にあり,ウィルスによる感染症である 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)にも同じ傾向があるのではないかという懸念が残念ながら的中 してしまったということでしょうか。 昨年1月に発行したメルマガ第92号では,東京オリンピックの開催について書いておりました。 その時点では東京オリンピックが延期されるなど予測出来ませんでした。 昨年も数多くの明るい話題や素晴らしい出来事もありましたので,今年も明るい未来を信じて歩んでいき ましょう。 さて,ビジネスの世界では未曽有の不測の事態においても立ち止まることなく,進んでおります。現在は 多くの企業にてテレワークが導入され,新スタイルの働き方として定着しつつあります。(勿論,テレワ ークに向かない業務も数多くあります。) QMS委員会も新スタイルに合わせ,オンラインツールを活用したイベント・企画を会員企業の皆様に届 け,本メルマガやHPにて情報発信していきたいと考えております。 それでは,メルマガ第95号をお届けいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2020年度QKMアクティブラーニング ─────────────────────────────────────────────── 〇QKMアクティブラーニング(第18回)企画報告 「データサイエンスの基礎,基本的な考え方とポイントを学べた。」,「業務で品質分析をする時にも 役立つ」などご好評をいただきありがとうございました。データサイエンスはDX時代の品質保証を推進 するリテラシーの要素となりますので,今後も何らかの形でシリーズ化をしていきたいと考えています。 日 時:2020年11月30日(月)14:00-15:10 場 所:Zoomによるオンライン開催(CIAJ:兜町ユニ・スクエア6階より配信) テーマ:『データが品質信頼性に与えるインパクト〜データサイエンスを正しく理解する〜』 講 師:立教大学社会情報教育研究センター 門田 実 助教 講演後の感想例: ・当初は有用だった調査方法が,データの多様化によって次第に正確性が下がっていったという事例 紹介があったが,業務データにおいても同様なことが考えられる。 ・無作為サンプリングの困難さ,重要さ(データ分析者の業務の8割はデータクレンジング)。 ・データをどう分析するかによって,期待しない結果になること。 ・データ分析とは「データを分解して,統合する」,各データを分解する事から始めるという点。 ・目的があって,その解析のために必要なデータを収集することが重要(やみくもなデータ収集はNG)。 〇QKMアクティブラーニング(第19回,第20回:Microsoft Teamsによるオンライン開催予定) 新型コロナによる世界的な移動制限下,どれだけフレキシブルに監査アプローチができるかを考え, また感染拡大の防止視点からも関心の高い「リモート監査」。またご好評をいただいたQKMアクティブ ラーニング(第15回:2019年9月3日)「品質管理と信頼性」の続編を企画中です。聴講スケジュールが 調整しやすいよう1/8に(第19回,第20回)の開催案内を併せてお送りしました。 ・第19回 2/26(金)15:00-16:00 開催予定(リモート監査) (講師 日本電気株式会社 環境・品質推進本部 シニアエキスパート 北村 弘様) ・第20回 3/26(金)15:00-16:30 開催予定(日立の品質管理) (講師:株式会社日立製作所 システム&サービスビジネス統括本部 品質保証統括本部 部長 青木 誠 様) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ISO 9001関連の最新動向 ─────────────────────────────────────────────── 〇ISO MSS上位構造,共通テキスト及び共通用語・定義(附属書SLの改訂) 附属書SL 改訂案がNMBで投票可決され,2021年5月版ISO/IEC Directivesに反映され,適用が開始され ることになりました。 〇Society5.0時代のデジタル・ガバナンス検討会 デジタルガバナンス・コード AIを中心としたDXで,フローモデルからリカーリングビジネスへ進化する中で,DX時代の品質保証は, 企画段階での顧客との価値共創や運用リリース後の価値改良をどのように測るかがより重要になると 考えています。デジタル経営改革のための評価指標(「DX推進指標」)に加えて,11月9日に 経済産業省からデジタルガバナンス・コードが発行されましたので,それらを考える一助としてご紹介 します。 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/dgs5/pdf/20201109_01.pdf ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●TL 9000コーナー TL 9000 概要説明会の報告 ─────────────────────────────────────────────── 恒例になりました「TL 9000 概要説明会」を,11月16日にTIAクエストフォーラム日本ハブ様とCIAJ QMS委員会で共同開催致しました。 Zoomによるオンライン開催で, 当日は17団体40名の参加があり,QMS委員会内部に留まらず,CIAJ会員と TIAクエストフォーラム日本ハブ会員から幅広く参加がありました。 初参加の方が17名で,ICT業界関係各位に電気通信の品質規格:TL 9000をご理解戴く機会となりました。 セミナー内容 TIAクエストフォーラムの紹介 1.TL 9000要求事項の基礎(R6.2) 2.TL 9000測定法の基礎(R5.7) 3.TL 9000に関するWEB等の情報の見方 4.TL 9000認証取得プロセス 質疑応答 講師:吉崎 久博 氏,小林 真一 氏: TIA公認研修機関(株)テクノファ講師 川津 一郎 氏:TIA承認TL 9000トレーニングコース修了 今回のアンケートの結果抜粋: ・「ISO 9001と比較して説明や補足をいただいたので非常に分かり易かった。」 ・「TL 9000要求事項 R6.2の変更に関して説明があり, 大変理解しやすかった。」 ・「TL 9000測定法の狙いがよくわかった。」 ・「TL 9000に関する各種WEBの掲載情報を理解できた。」 ・「今回の講義でHPを知ることができたので内部監査時には参考にしてみたい。」 次回開催は, 2021年夏を予定しています。 TIA:Telecommunications Industry Association:米国電気通信工業会 米国を本拠とする通信業界のグローバルな団体で,TL 9000品質規格や 通信分野の技術基準の制定,技術研究, 米国政府対応を行なっています。 CIAJとグローバルパートナーシップを結んでいます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記 ─────────────────────────────────────────────── 新たな2021年が始まります。昨年は,何かと暗い話題が多かったですが,今年はオリンピック開催など 楽しい一年となれば幸いです。 昨年は,コロナ禍の状況のため例年通りの対面でのアクティブラーニングは実施できませんでしたが, オンラインでの開催を実施しております。今年も,リモート監査や品質管理など会員企業のQMSを学ぶ 場の提供をさせていただいております。 これらのイベントにて,様々な気づきの機会になると思われますので是非積極的な参加を検討願います。 最後までお読みいただきありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」── * 配信追加は下記にお知らせください。 mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp * 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部 http://www.ciaj.or.jp/top.html http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ) * 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(勝田 秀樹) * 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください! 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