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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」 QMS委員会
「人間として,企業として,品格を保つ。」
2006年7月28日発行 第14号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━
≪ 第14号 目次 ≫
・はじめに
・2006年度QMS委員会役員のご紹介
・総会記念講演を聴いて 〜CSRとは?〜
・QKMレベルアップセミナー「信頼性解析講座」のご報告
・TL9000コーナー「TL 9000 Requirements Handbook R4.0発行」
・QKM「e-ラーニングサービス」のご案内(受講者継続募集)
・編集後記
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●はじめに −QMS委員会 吉崎委員長より−
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QMS委員会総会で承認をいただき,新体制での活動がスタートしました。
新体制後初のイベントであるQKM「信頼性解析講座」に私もチャレンジして
みました。
早朝のワールドカップ準決勝を観戦し,眠い目をこすりながら北朝鮮のミサイ
ル発射のニュースに驚き,そして講座では,MTBF,ワイブル分布の演習で,
まさに怒涛の一日でした。
そして,翌日,王監督の突然の入院のニュース,2日前のサッカーの中田引退
のニュースもあり,非常に印象深い,一週間でした。
政治やスポーツと同様に,情報通信の世界でも技術が勢いよく進歩していると
思います。その時,規範となるのが,QMSの考え方と思います。
QMS委員会では,もの作りの品質管理から,経営品質にまで対象範囲を拡大
していますが,どのシステムを採用したとしても,基本は,人間としての,
あるいは企業としての品格を保つことと思います。
この考え方を行動指針とすれば,単に,法律遵守を超越した,人間として,
企業としての意思決定時に,迷うことなく,方針決定できるのではと思います。
実は,この考えは,総会での記念講演で,習得したものです。
QMS委員会では,どしどし,情報発信していきますので,是非,今年度も活
用をしていただければと思います。もちろん,「こういった情報が欲しい」
「ここが不足している」など,忌憚のないご意見も遠慮なく提供いただければ,
幸甚です。
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●2006年度QMS委員会役員のご紹介
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QMS委員会総会でご承認戴いた,新体制をご紹介致します。
委員長,副委員長1名,幹事1名,会計監事が新任(★印)です。
◆役員◆
【委員長】
富士通 吉崎★
【副委員長】
沖電気工業 青柳
三菱電機 吉田★
【幹 事】
アンリツ 多田
岩崎通信機 長澤
沖電気工業 吉田
東芝 小倉
日本電気 斉藤★
日本電気 (普及分科会主査兼務) 中村
ノーテルネットワークス 有馬
パナソニックモバイルコミュニケーションズ 二宮
富士通 (研究分科会主査兼務) 橋本
富士通 (TL9000WGチェア兼務) 馬渡
QMSフェロー 山本
【会計監事】
日立製作所 相澤★
今年度も情報発信型の活動を志向し,QMS戦略セミナー,QKM e-ラーニ
ング,QMS研究推進に邁進して行きますので,会員各位のご支援,ご協力,
コミニュケーションも変わらず,お願いいたします。
ここ数年,QMS委員会では, 前年度から継続の役員が多くなっております。
さらなる委員会活動の飛躍に向けて,分科会,役員の世代交代を図りたいと
考えております。是非,皆様の積極的な参加を歓迎いたします。
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●総会記念講演を聴いて 〜CSRとは?〜
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総会記念講演では,日本大学・松野教授、福岡大学・合力教授より,CSR(
企業の社会的責任)の本質に関するお話を伺った。
つい最近のニュースでも,某有名自動車会社の品質保証組織の責任者がリコー
ルを怠った疑いで調べられており,相変わらずこの手のお話は新聞紙上を
にぎわせている。
この手の責任を個人の責任として追及するのが妥当かどうか議論すべき点もあ
るが,企業内で権限と役割を持った「個人」が責任を問われている。
企業は利益を出して初めて存続できる。一方で社会的責任を全うしなければ,
存続の危機がいつ起こるかも知れない。
理屈の上では良い商品を出し,利益を出し,同時に商品を通して社会貢献する
ことにより,企業の社会的存在価値が確立する。
しかし,これらの課題は利益相反という課題が伴う。相反しない課題であれば
誰しもが行うであろうから話題にもならないであろう。
企業の論理と社会責任との板ばさみが,個人の問題として処理されて良い
ものか疑問はあるが,最終的には個人的問題として落とし込まれるようである。
個人としても,企業のためにと考えて安易に行動することを,避けなければな
らない時代に来ているのかもしれない。
この場合,個々人がもっている「倫理」感が重要な役割をする。
企業として個人として「してはいけないことがある」という事を,再度確認し
なければならないだろう。
先日,Windows98,Meのサポートが終了した。
これはCSRとして見たときにどのように解釈すべきでだろうか?
またまた,頭を悩ます課題が出てきた。
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●QKMレベルアップセミナー「信頼性解析講座」のご報告(普及分科会)
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皆様のご要望に応え,7/5に2年ぶりの「信頼性解析講座」を開講しました。
この講座は,1日8時間の座学講座で,カリキュラムとしては,午前中は信頼
性の基本的な考え方を,午後は本講座の特徴である演習を中心に学習します。
講師は,通信機械工業会時代からの現役のベテラン講師が担当し,熱い指導が
定評です。ワイブル確率紙の書き方を中心に,信頼性解析の基礎を学ぶもので
座学講座ならではの受講者と講師の熱心な質疑応答がありました。
受講者からは,次のような感想が寄せられております。
・ワイブルの実際の話が聞けてよかった
・やさしく解説して戴きましたが,本質はかなり学術的と思いました
・用語に対する意味やそれをどういう見方をすれば信頼性があるのか,ない
のか教えて欲しかった
・基礎知識がないため疑問点が多く,何ができるのか理解できなかった
・簡単なMTBFの算出例があり大変参考になりました
・ひとつのシートで必要な情報が得られることが分り,手を動かしたこと
でも印象に残った
・ワイブル氏の考案に驚きましたが本質もすばらしい。道具としてのみならず
理論も理解したい
・ワイブル紙の書き方の説明は殆ど理解できなかったが,実際書いてみて,
不明点をきちんと教えて戴きよくわかりました
・MTBFの基本的な考え方,計算方法等が理解できたと思います
今回も様々な職種,経験度の方に受講戴き,難易度の受け止め方は受講者により
様々だったと思います。QMS委員会の会員企業の皆様は,無料で受講可能です。
今回,よく分らなかった方は再度受講戴くことも可能です。
是非,活用戴き皆様の業務や自己のスキルアップにお役立て下さい。
本講座は,開講希望が一定数に達したところで開講致します。引き続き,皆様
からの受講希望をお待ち致しております。
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●TL9000コーナー「TL 9000 Requirements Handbook R4.0発行」
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◆6月末にTL 9000 Requirements Handbook(以降、要求事項)R4.0が発行
されました◆
・この要求事項 R4.0 への移行期限は発行から1年以内です。従来の要求事項
R3.0は来年の6/30まで有効です。
・本要求事項 R4.0 と同時発行予定のTL 9000 Measurements Handbook(測定
法)R4.0 は,9月以降のリリースに変更となりました。
・今後の予定は,以下のQuEST FORUMのHPを参照願います。
末尾のWorking Group Newsに掲載有
→ http://questforum.asq.org/news/news.htm
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●QKM「e-ラーニングサービス」のご案内(受講者継続募集)
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QMS委員会では,会員企業向けにQKM(Quality Knowledge Meister)
e-ラーニングシステムサービスをご提供しております。
しかも,QMS委員会会員企業の皆さまは,無料で受講できます。
現在,5つのコンテンツを提供しています。内容については以下URLよりご確認
ください。
◇QMS基礎講座<4コンテンツ>
http://www.ciaj.or.jp/qms/pdf/mokuji-1.pdf
◇ISO9001 2000年版 規格解釈コース
http://www.ciaj.or.jp/qms/pdf/mokuji-2.pdf
お申し込みはQKMサテライトセンター(サンシージャパン株式会社内)
QKM担当まで。
E-mail:qkm@sunsea-japan.co.jp
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●編集後記
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今回のメルマガはいかがでしたか?
サッカーワールドカップドイツ大会は,イタリア優勝で閉幕しました。
WBC優勝の時の如く,夢をもう一度と期待しながら日本代表の応援をし,
寝不足になった方も多かったのではないでしょうか?
日本は予選で敗退しましたが,世界レベルの力と技を堪能できましたね。
Jリーグ発足後の日本のサッカー界の成長は大きかったでしょうが,世界の
壁は厚かった。4年後に期待したいと思います。
本号では,CSRについても取り上げましたが,昨今のエレベータやガス湯沸
し器の不具合の報道では,ついついメーカの対応に注目してしまいます。
お客様にお使い戴いている製品で発生した品質問題に対してメーカはどうある
べきかを非常に考えさせられる今日この頃です。
次回のメルマガもご期待下さい。
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──「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」──
* 配信追加は下記にお知らせください。
mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp
* 発行:情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部
http://www.ciaj.or.jp/top.html
http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ)
* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(菅野 清裕)
* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
qmsmelg@ciaj.or.jp
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