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    「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

「ISO最新規格動向,TL9000情報など。目が離せません!」

                      2005年7月27日発行 第8号

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≪ 第8号 目次 ≫

 ・はじめに
 ・トレンド情報「ISO最新規格動向(カルタヘナ会議報告より)」
 ・TL9000コーナー「日本ハブ活動紹介(続報)」
 ・QMS委員会2005年度役員紹介
 ・QKM e-ラーニングサービスのご紹介
 ・編集後記


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●はじめに
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 梅雨が明け,今年も暑い夏になる予感がありますが,はたしてどうなる
でしょうか? 今年は,いわゆる「クール ビズ(COOL BIZ)」の採用
で,ノーネクタイ・ノー上着の方を多く見かけます。それでも,晴れた日は
融けてしまいそうな暑さを感じます。
そんなとき,「冷やし中華をはじめました」などの表示をみたりすると思わず
ホッとしてしまいます。

 ところで,「クール ビズ」は,1992年に京都で開催された地球環境サミッ
トで,CO2などの大気中の温室効果ガスの増大による地球の温暖化抑止を
目的に締結された京都議定書に基づく地球温暖化防止国民運動「チームマイ
ナス6%」のアクションプランであることをご存知でしたか?

 近年,日本においても,夏場の暑さだけでなく温暖化によるといわれる異常
気象が報告されております。ひとりひとりでは大きなことはできないわけです
が,守るべきことやできることはやらなければならないと思います。
 そろそろ夏休み。宇宙船地球号の環境について考えて,できることから実践
してみませんか?

 QMS委員会では,2005年度のイベントについての調整を行っております。
乞うご期待。長くなってしまいましたが,メルマガ第8号をお楽しみ下さい。

 CIAJでも「クール ビズ」を行っています。CIAJへお越しの際は,
ノーネクタイ・ノー上着で来られてはいかがですか?

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●トレンド情報「ISO最新規格動向(カルタヘナ会議報告より)」
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− カルタヘナ会議の結果 −

 5/2にTC176/SC2がコロンビア カルタヘナで行われました。
主な審議事項:
 (1)ISO 9001:2008, ISO 9004:2008のデザインスペック投票の承認
 (2)適用除外ガイダンスExample10の処置
 (3)WG18 Management Plan
 (4)ISO 14001との整合

 2008年のISO 9001およびISO 9004の定期見直しに対し,ユーザー調査の結果
をもとに国際投票が行われISO 9001は追補(amendment)とし大幅な見直しは行
わない。ISO 9004は大幅改定を行うことになったということはすでにメル
マガで紹介いたしましたが,今回のカルタヘナ会議では追補と改定に対し,
どのように行うかという「デザインスペック」の検討が行われました。
 主な内容はとしては次の通りです。

☆ISO 9001では,以下について審議されました。
 (1)用語の定義の必要性,
 (2)文書化のスタイル(形式)の違い,
  (3)適用の範囲の明確,
 (4)概念のつながりと相関の明確化

☆ISO 9004では,日本が提案しているTR Q 0005,0006を重要なインプット
 文書と位置付け,例えばリスクマネジメント,環境マネジメント,財務マネジ
 メントなど企業を取り巻くさまざまなマネジメントシステムをつなぎ合わ
 せる役割がISO 9004にイメージされています。
 また従来の8原則にプラスして,
 (1)倫理・社会性,組織の使命とビジョン,
 (2)順応性・俊敏性・脅威,
 (3)知識マネジメント,
 (4)目的と活動結果の関連
 などの追加の可能性の検討が行われます。

 今回のカルタヘナ会議で大きな方向付けは承認され,これから具体的な
項目について検討されて行くことになりました。

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●TL9000コーナー「日本ハブ活動紹介(続報)」
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 クエストフォーラム日本ハブが昨年9月に発足し,3つのチームを編成して
精力的に活動が行われています。過去,チームリーダ会議4回,全体会議3回
が開催され,各チーム活動も山場を迎えています:
 チーム1:ハブ会議,内外コミュニケーションの計画
 チーム2:日本ハブ ウェブサイトの構築・運用
 チーム3:クエストフォーラム ウェブサイト,トピックスの翻訳と活用

 日本ハブメンバとなるには,クエストフォーラム会員であることが条件です
が,TL9000の内外動向やクエストフォーラムウェブの中でも広く国内に周知
したい情報は,日本ハブのウェブサイトで日本語で一般に公開される計画です。

 クエストフォーラムは,本年9月にカリフォルニアでベストプラクティス
会議,12月には北京でアジア地域会議を計画しています。卓越した企業事例
やアジア諸国の動向など,日本ハブを介して我々CIAJ会員も情報を共有化でき
るようになることを期待したい。

 更に,日本ハブは,内外コミュニケーションの活性化として,TL9000要求
事項や測定法などへの地域の意見を吸い上げ,提案する活動にも早急に取り組
んでいく計画でいます。TL9000規格が生まれて早や7年,欧米主導の規格開発
に振り回されず,そろそろ日本の意思を出す段階に差し掛かってきています。

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●QMS委員会2005年度役員紹介
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 総会でご承認戴いた,2005年度推進体制をご紹介します。
役員は,2004年度と同等な布陣となりました。

 本来,1年任期で交代するのが,新陳代謝のためには良いことなのですが,
今年度は,委員会のコアコンピテンス強化のためにも,腰を据えて活動
する持続性,継続性を選択したものです。

 役員構成は,大企業が多いですが,企業規模に制限はありません。委員会活
動に参加いただける方であれば,自薦,他薦,歓迎いたします。

 2005年度は,情報発信,戦略セミナー,e-ラーニング,QMS研究推進に
邁進して行きますので,会員各位の,ご支援,ご協力,コミニュケーションを
昨年に引き続き,お願いいたします。

◆役員◆
【委員長】
  日立製作所                 相澤 滋
  
【副委員長】
  富士通                   吉崎 久博 
  沖電気工業                 青柳 礼子
 
【幹 事】
  アンリツ                  多田 聡
  岩崎通信機                 長澤 憲治
  沖電気工業                 吉田 忠夫
  東芝                    小倉 洋一
    日本電気       (普及分科会主査)             中村 好信
  ノーテルネットワークス           有馬 公治
  パナソニックモバイルコミュニケーションズ  二宮 淳一郎
    富士通         (研究分科会主査)             橋本 辰憲
    富士通         (TL9000WGチェア)             馬渡 登
  三菱電機                  吉田 見岳
  QMSフェロー               西村 紀志雄
  QMSフェロー               山本 正

【会計監事】
  日本電気                  斉藤  仁

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●QKM e-ラーニングサービスのご紹介
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 QMS委員会では,QKM e-ラーニングサービスを提供しておりますが,
総会にて,年会費をいわゆる定額制に移行することを承認戴き,会員企業の
皆様には無料でご提供することになりました。
以降,着実に受講者が増えており,スタッフもうれしい悲鳴をあげております。

 受講すればするほどお得なサービスです。
修了者には,従来,座講で行っていた時と同様に,修了証を授与します。
品質管理,ISO 9000の知識証明としても有効です。

 まだ,e-ラーニングを始めようか迷っている皆様もこれを機会に,受講され
ては如何でしょうか?

http://www.ciaj.or.jp/content/info/elearning.html

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●編集後記
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ISOを最初に目にしたときは,
日本の会社にはあわないよ〜。と思ったものでした。

1987年,TQCやCWQCではない仕組みが欧米からやってきて早17年…。
2008年改訂といったら,人間で言えば,ISO 9001は二十歳(はたち)を
超えるんですね。

二十歳を超えたら一人前。規格も成熟期に入るのでしょうか。
ISO 9004も「持続可能な成功のためのマネジメント」という,日本の考えも
反映されるようで,QMSに携わる者には改訂がちょっと楽しみだったりします。
日本頑張った!?

 (−−;楽しみと思ってること自体,ISOおたくになってるかも・・・。

 (^。^でも,おたくブームだし,気にしない〜。気にしない。


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──「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」──

* 配信追加は下記にお知らせください。
 mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp

* 発行:情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部
 http://www.ciaj.or.jp/top.html
 http://www.ciaj.or.jp/ciaj/qmst/(QMS会員専用)

* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(菅野 清裕)

* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
 qmsmelg@ciaj.or.jp

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