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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

「コンサルタントを選ぶときあなたは何を基準にしますか?」
   〜 ISOガイドライン化が進んでおります! 〜

                      2004年09月29日発行 第2号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━

≪ 第2号 目次 ≫
 
 ・はじめに(創刊号のお礼と第2号お届け)
 ・事業内容(イベント情報)
 ・トレンド情報「ISO 10019 について」
 ・コラム「アテネオリンピックからの贈り物」
 ・編集後記


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●はじめに(創刊号のお礼と第2号お届け)
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幾分かしのぎやすくなってきた今日この頃ですが、皆様の近況はいかがでしょ
うか? オリンピックの熱もようやくフェードアウトされ、代わって休みの日
には小学校、幼稚園から運動会の歓声が聞こえ、秋の訪れを感じる次第です。
これからは、スポーツに文化によい季節となります。当QMS委員会も10月
以降QMS戦略セミナーをはじめいろいろな行事を行います。

また、10/5〜9にはCEATEC JAPAN2004が幕張メッセで開催
されます。
今年はCIAJは主催団体となっております。お時間のある方は、是非ご来場
いただきたいと思います。

URL:http://www.ceatec.com/ja/2004/visitors/top_general_info.html

ところで、創刊号の内容はいかがだったでしょうか? 皆様からは少数では
ありますがご意見・ご感想を頂戴し誠にありがたく思っております。一同これ
を励みに頑張っております。このメルマガは、会員への情報発信として開始
したものです。些細なことでも結構です。皆様の声をお待ちしております。

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●事業内容(イベント情報)
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既にご案内の通り、10/4に高根宏士氏を講師にお招きしてQMS戦略セミ
ナーとして、『プロジェクトマネジメント実践のポイント』をテーマにお話し
戴きますが、その他以下のイベントを予定しております。(詳細は後報)

《QMS戦略セミナー》

 ・『いま求められるやる気の出る効果的ソフトウェア開発とは(仮題)』
   講師:松尾谷 徹(デバッグ工学研究所)(1月頃の開催予定です)

 ・『ビジネスに直結したマネジメントを目指して
    〜BSC(バランススコアカード)の基礎〜 』
   講師: 吉川 武男(横浜国立大学大学院教授)(日程は調整中です)

 ・『ビジネスに直結したマネジメントを目指して
    〜BSC(バランススコアカード)の実践〜 』[有料、1日コース]
   講師: 吉川 武男(横浜国立大学大学院教授)(日程は調整中です)

〜新企画のテーマ募集!!〜

また、QMS委員会では、キャリア、プロバイダとの協調を推進致します。
トップバッターとして、NTT東日本殿とのディスカッションの場を企画進行
中です。
会員の皆様からのご要望をもとに具体化を行います。つきましては、品質管理
、制度の問題点、日頃気になる事項 等々ディスカッションしたいテーマや
ご意見を事務局宛てにお寄せ下さい。

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●トレンド情報「ISO 10019 について」
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ISO 10019『品質マネジメントシステムコンサルタントの選定
              およびサービスの利用のための指針』について


製品品質,サービス品質など顧客に提供する製品の品質を改善,顧客の各種の
期待に応え企業の市場競争力を強化し企業の経営に貢献するために,効果的な
品質マネジメントシステムを構築したいと願うのは,経営者だけでなないと
思います。

特にISO 9001:2000の要求事項を活用し,現実の企業目的と事業計画を効率よく
達成していきたいと考え認証取得に挑戦した企業が沢山あるかと思います。

品質マネジメントシステムの構築には要求事項の理解だけでなく,トータル的
な事業内容把握および各組織間の調整など,それを実現するために非常に多く
の人的資源を当てなければならなかった企業も少なくなかったと思います。

一方,そのような選任の人材を割り当てられない企業においては,知識と経験
あるコンサルタントと一緒に品質マネジメントシステムを構築する場合があり
ます。

コンサルタントを有効に活用することは,企業の持っている顕在化している
問題に目を向け改善する機会を得るだけでなく,潜在的に抱えている課題も
洗い出し結果として品質マネジメントシステムの構築をしながら業務の整理や
調整を行うことができ企業活動の向上に貢献できる基盤を築く機会をも与えて
くれる可能性があります。

しかし,一歩コンサルタントの使い方を間違えば

 ・現在の業務の進め方とまったく違う品質マネジメントが出来上がって
  しまった
 ・コンサルタントの先生は理解しているかもしれないが,現場では全く
  分からない
 ・先生に言われたので,現場では不要と思う書類や業務を行っている
 ・?手順通りにやっているが業務品質や製品品質が向上しているとは思えない

などなど声も現場から聞こえてくることも考えられます。

このようなことが起きない為にも,業務内容に精通していない社外のコンサル
タントを活用するときには特に配慮が必要だと思います。

また,このような事がおきる要因として,コンサルタントだけの問題ではなく
企業側にもその責任がある場合が考えられます。 

 ・先生にすべてお任せしますので,早めに仕上げてください
 ・いくら払ったら,ISOの証書はもらえるのですか
 ・品質マニュアルはいくらですか

など,品質マネジメントシステムの構築ではなく審査登録の登録書が目的に
なってしまた場合です。

そこでISOでは,コンサルタントをうまく活用していくために,
コンサルタントに必要な資質や力量やプロセスに,また活用する組織側で行わ
なければならない事柄についてガイドラインを作成しているのが表題にある
ISO 10019です。

現在は規格発行一つ手前のFDISの段階でISOの正式発行とともにJISとしての
発行も準備されています。

このガイドラインはコンサルタントの資格認定を目指すものではなく,コンサル
タントおよび組織に対して利用に関するポイントをガイドしているものです。
大枠の内容として(注:最終的ではありませんので,あくまでも参考です)

 (1) コンサルタントの選定に関して
 (2) コンサルタントの役割について
 (3) コンサルタントの力量の評価について
 (4) コンサルタントの知識と技能および受けた教育について
 (5) 組織に特有な,各種の知識と技能への理解
 (6) 製品,プロセス,および組織や事業分野への理解
 (7) 実務経験
 (8) 力量の維持および改善
 (9) 倫理的考慮事項
 (10)コンサルタントサービスの利用(契約も含む)
 (11)顧慮しなければならに事柄(例えば,不要な業務や文書を作成しない,
   組織のトップマネジメントの参加など)

などです。

このガイドラインは単に外部コンサルタントだけでなく,内部の事務局の皆様
にも有益なガイドになるのではと考えます。


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●委員会のお勧め
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今回は、10月4日に講師をお願いしている高根宏士氏のエッセイ集をご紹介
させていただきます。一読の価値大です!!
爽やかな語り口をテイストに、いままであまり語られることの無いタッチで
鋭く現状に切り込んだ力作です。

読者の声を紹介します。 
「ダブリンの風を読んで,様々な教訓から,プロジェクトを推進する時のヒント
が見えてきました。
また、人として何が大切か?というコミュニケーションの観点のメッセージ性
を強く感じました。」
このようにプロジェクトを通しての教訓をいかに残し、将来に活用するかに
ついてその必要性を説いている名著です。

高根宏士エッセイ集
ダブリンの風〜日常の風景から見るプロジェクトマネジメントの機微〜
ソフトリサーチセンター(SRC)
定価 [¥1,995(本体価格¥1,900)]
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-31-18
高田馬場センタービル4F
TEL:03−5272−6071


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●会員様の声
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皆様からの寄稿などお待ちしております。
身近な話題など大歓迎ですヨ!!

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●コラム「アテネオリンピックからの贈り物」
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四年に一度のスポーツの祭典オリンピックが,その発祥の地であるギリシャで
開催され,そして終わった。
生中継を見ようとすると時差の関係で深夜過ぎ,寝不足になったのは私だけで
ないはずである。

それにしても日本は強かった!
メダルの数では37個で5番目となっているがその内容は印象的なものが多かった。

柔道では,一旦は引退しようと考えていたと言われている野村選手の3連覇,
同じく谷選手の2連覇など,勝つことが当たり前に思われている選手が金メダル
を獲得した。
長期にわたりその力を維持するだけでなくまだ成長していこうとする姿勢に
感激し,その集中力をどのようにして維持してきたのか,また起きたであろう
数々の挫折をどのように克服してきたのだろうかと考えると,金メダルだけで
なくその偉大さに驚嘆の念を禁じえない。

水泳で言えば,百メートル,二百メートルの平泳ぎを征した北島選手も印象的
だった。
金メダルの期待を背負い,百メートルでは自分でも金メダルをとると言いつつ
取ってしまった。
この自分を信じる力はどこから来るのだろうか。
肉体的な練習だけでなくメンタル的に強くなければオリンピックの本番では勝て
ない。指一つの100分の数秒での勝負の駆け引きの中,プライドと人生をかけて
勝負する緊迫感はすごい。
それにしても,日本の若者もすごくなったものである。

もちろん選手を支えるコーチ陣,サポート体制などの裏方の努力も忘れるわけに
はいかない。サポートに感謝するのは当然としても,やはり結果を出すのは選手
自身でありサポートではない。自分自身を信じることがサポートしてくれている
皆さんへの一番の恩返しかもしれない。自分自身を信じられない選手をサポート
するのでは,サポートしている人もつらい。
最近の国内の経済環境でリストラなどが当たり前になり,自分自身をも信じられ
なくなってきている風潮の中,なんとなく勇気をもらったのは私だけだろうか。

一方,同じ水泳でも女子八百メートル自由形の柴田選手の金メダルも印象的だった。
自由形といえば,技術もあるが力技の印象が強い。
日本人はとてもメダルは取れる種目ではなく,特に際立った国際的な記録もなく,
どちらかといえば参加することに意義があると誰しもが思っていたのではない
だろうか。
それが,日本史上初それも一気に金メダル!
いったい何が起こったのか一瞬理解に苦しんだ。

オリンピック代表になるくらいだからその力量は大変なものがあるにしても,
相手の選手も同等,いや同等以上の力量や記録を持っている。
そのなかで優勝したのだから,柴田選手自信が何がおきたのだろうかと状況を
把握するのに戸惑っているは当然だ。見ている我々は余計に戸惑う。

コーチからの言葉を頭のなかで繰り返しながら泳いでいたらしいが,オリン
ピックという大舞台で冷静に自分自身をマネジメントするのは難しい。
ノーマークの気楽さもあったのかもしれないが,シャニムに足をバタバタさせる
だけでは要領よく前に進まない。手足のバランス,駆け引きやペース配分の
マネジメントなどが勝負を分けたのではないだろうか。

サラリーマン苦境の中にいると,手足をバタバタさせても少しも前に進まない
下手すると後ろに戻ってしまう,外から見れば泳いでいるというより溺れている
ように見えてしまう笑えない現実が目の前にある。 努力だけでは結果が出ない,
優れた自己マネジメントが必要なのだと,勝手に思い込んでしまう。

それにしても柴田選手が表彰台から降りてきて,われに返って流した大粒の熱い
涙は金メダル以上にまぶしかった! 思わずこちらまで目頭が熱くなる。
サラリーマン生活をながくやってきて,心のひだにそっと隠し忘れていた何か,
そう“青春”という可能性を刺激されたのは私だけだろうか。

まだまだ印象的な場面が多い。

 ・女子マラソンの野口選手の戦略的勝利,
 ・淡々とした中年の星 アーチェリーの山本選手,
 ・プロの意地をかけながらも大選手がバントを成功させ大喜びし勝利への
  執着とチームプレーを見せ付けた野球,
 ・何か歯車があわず苦戦しながら頑張ったソフトボール,
 ・世界の壁を知ったサッカーや女子バレーボール,
 ・総合力で取った体操,
 ・“やればできる”言いつつ結果をだしたレスリング
等々数え切れない位ある。

勝った選手だけでなく負けた選手の堂々さも印象的だった。
変に卑下していない。
よくある“努力が足りなかった”などという言葉はいらない。死ぬほどの努力
と数知れない犠牲を払ってこなければオリンピック選手になれない。

勝敗を分けたのは,もう少しの自信,信念,マネジメント,戦略,そして
ラッキーなのかもしれない。

それにしても勝者も敗者も良かった。いくつもの感動をもらった。
寝不足もわるいものではない。


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●編集後記
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第2号はいかがだったでしょうか?

皆様ご存知の通り,CIAJは,東京駅の丸の内北口から,歩いて10分位の
ところにあります。

丸の内北口といえば,話題の「丸の内オアゾ」が9月15日開業しました。
すごいビルです!! 私も東京駅の新たな顔「丸の内オアゾ(OAZO)」に
行ってみました! ・・・正確に言うと,通ってみました・・・。

なんといっても,国内最大級書店の丸善でしょう。
気になる飲食店もたくさん入っていて,しばらくは楽しめそうです。

三菱地所や日本生命保険など4社が共同開発した「丸の内オアゾ(OAZO)」
果たして来場者はどのような推移をするのでしょう。楽しみです。

ここに勤める丸の内OL(古い?)がうらやましいなぁ。
ピカピカのオフィスビルだもの!
ES(従業員満足)をはかってみたいわぁ〜。


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──「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」──

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* 発行:情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部
 http://www.ciaj.or.jp/top.html
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* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(内藤俊文)

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