総務省「電波政策ビジョン懇談会(*1)」で実施された「電波政策ビジョンの検討に向けた検討課題等に対する意見募集」に対 して、CIAJは、3月4日に意見の提出を行い、4月4日に開催された「電波政策ビジョン懇談会」において、「電波利用の姿と産業の在り方」と題して、大 木専務理事がプレゼンテーションを行いました。
【意見の概要】
1)新しい電波利用の姿
電波がさまざまな機器で利用されていく将来像を考えたとき、ユーザー便性や安心・安全を担保するさまざまな規制について、幅広く検討を進めることが必要。
2)新しい電波利用の実現に向けた目標設定と実現方策
利用者が安心・安全に機器を利用するために、不適切な電波利用を防止する対策が必要。
3)電波利用を支える産業の在り方
我が国の電波利用を支える産業が国際的競争力をもち、強みとしていくためにも、標準化戦略の推進や新しい長期的視野をもった研究開発を進めていくことが必要。
4)その他
我が国の電波利用を支える産業が国際的競争力や強みを持つために、日本独自の規制項目がその阻害要因とならない様にすることが必要。
【プレゼンテーションの概要】
1)新しい電波利用の姿
2020年及びそれ以降の暮らしのイメージ
2)電波利用を支える技術と電波政策
それらの暮らし実現するために期待される電波政策
3)2020年オリンピック・パラリンピックに向けて
2020年オリンピック・パラリンピック開催時に予想される課題と対応について
4)今後の電波利用に関する規律の在り方
電波が幅広い分野でさらに多くの機器で利用されていく将来に向けて、電波利用に関する規律の在り方について検討を進めていくことが必要
●関連資料
・提出意見本文 [PDF:105KB]
・プレゼンテーション資料 [PDF:1993KB]
◆関連情報はこちら(総務省ホームページ)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000110.html
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denpa_vision/02kiban09_03000229.html
(*1) 2014年1月16日、総務省は、無線通信の高度化への期待及びニーズが高まる中にあって、電波ひっ迫解消のための政策の抜本的な見直し、世界最先端のワ イヤレス立国の実現・維持を図るべく、新しい電波利用の姿等についてより具体的に議論を行うことを目的として「電波政策ビジョン懇談会」を開催するとの報 道発表をしました。CIAJから大木専務理事が構成員として参画しています。