情報通信アクセス協議会(会長:齊藤 忠夫 東京大学名誉教授)では、総務省と共催で、高齢者や障害者が電気通信機器やサービスを円滑に利用できるよう、電気通信アクセシビリティの向上の促進のために、平成19年3月26日(月曜)に「電気通信アクセシビリティ・シンポジウム」を開催しました。
開催目的
情報通信アクセス協議会では、これまで総務省と連携するなど、電気通信アクセシビリティガイドラインの国際標準化に取り組んでまいりましたが、平成19年1月13日付けで電気通信アクセシビリティ(注)ガイドラインがITU‐T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)の勧告として承認されました。
本シンポジウムは、今回のITU-Tにおける電気通信アクセシビリティガイドラインの国際標準化を契機とし、国内における電気通信機器やサービスにおけるアクセシビリティ向上をさらに促進していくため、総務省との共催により開催したものです。
(注)電気通信アクセシビリティ:高齢者・障害者を含む誰もが、電気通信機器やサービスを支障なく利用できることあるいはその使いやすさ。 |
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−プログラム− |
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(講師等は敬称略) |
開会 (13時30分) |
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主催者挨拶 (13時30分から13時40分) |
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総務大臣政務官 |
谷口 和史 |
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情報通信アクセス協議会 会長 (東京大学名誉教授) |
齊藤 忠夫 |
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基調講演 (13時40分から14時) |
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デジタル・ディバイドのないICT社会の実現に向けて |
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総務省 大臣官房審議官(情報通信政策局担当) |
勝野 龍平 |
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講演1 (14時から14時40分) |
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電気通信アクセシビリティの確保に向けて〜国際標準化の意義とその概要〜 |
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早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 教授 |
松本 充司 |
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講演2 (14時40分から15時20分) |
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利用者から見た電気通信アクセシビリティガイドラインと福祉機器 |
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国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
障害福祉研究部長 |
河村 宏 |
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〜休憩(15時20分から15時35分)〜 |
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講演3 (15時35分から15時55分) |
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NTTドコモにおけるユニバーサルデザインへの取り組みについて |
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株式会社NTTドコモ
プロダクト部 第三商品企画担当課長 |
廣澤 克彦 |
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講演4 (15時55分から16時15分) |
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聴覚障害者のためのテレビ電話を使った電話リレーサービス |
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株式会社プラスヴォイス 代表取締役 |
三浦 宏之 |
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閉会 (16時15分) |
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谷口 和史 総務省大臣政務官 |
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齊藤 忠夫 情報通信アクセス協議会 会長 (東京大学名誉教授) |
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【演題】
デジタル・ディバイドのないICT社会の実現に向けて
【講師】
勝野 龍平 総務省 大臣官房審議官(情報通信政策局担当)
【概要】 講演資料はこちら(PDF版)(テキスト版)
政府はIT新改革戦略によりユビキタスネット社会の実現を目指しており、総務省としても2010年には世界最先端の「ICT」国家として先導すべく、u-Japan政策を推進。情報バリアフリーに向けた取組としても、今回の電気通信アクセシビリティガイドラインの国際標準化に加え、ウェブアクセシビリティ維持・向上、高齢者・障害者向け機器サービスの開発提供に対する助成等などを積極的に推進。 |
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【演題】
電気通信アクセシビリティの確保に向けて 〜国際標準化の意義とその概要〜
【講師】
松本 充司 早稲田大学大学院 国際情報通信研究科 教授
【概要】 講演資料はこちら(PDF版)(テキスト版)
電気通信アクセシビリティ確保に向けた各種ガイドライン制定の流れを踏まえ、今回、日本提案によりITU−Tにおいて勧告化された電気通信アクセシビリティガイドラインの概要を解説。あわせて国内でのアクセシビリティに配慮した機器などを紹介。 |
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【演題】
利用者から見た電気通信アクセシビリティガイドラインと福祉機器
【講師】
河村 宏 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部長
【概要】 講演資料(レジュメ)はこちら(PDF版)(テキスト版)
障害者の固有のニーズに対応するために、支援技術とユニバーサルデザインの統合等の重要性を指摘。成功事例として、音声とテキストを同時に使用でき、様々なニーズに対応可能となるDAISY規格などを紹介。また、国連障害者権利条約が与える影響などにも言及。 |
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【演題】
NTTドコモにおけるユニバーサルデザインへの取り組みについて
【講師】
廣澤 克彦 株式会社NTTドコモ プロダクト部 第三商品企画担当課長
【概要】 講演資料はこちら(PDF版)(テキスト版)
ユニバーサルデザインの考え方に基づき、NTTドコモで行っている携帯電話に関する企画、窓口での応対やサービスを紹介。フレンドリーデザインや外部機器との連携など、特に商品企画における配慮内容を解説するとともに、現在開発中の携帯電話端末の機能なども紹介。
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【演題】
聴覚障害者のためのテレビ電話を使った電話リレーサービス
【講師】
三浦 宏之 株式会社プラスヴォイス 代表取締役
【概要】 講演資料はこちら(PDF版)(テキスト版)
プラスヴォイスで提供している代理電話サービスを紹介し、聴覚障害者におけるコミュニケーション手段としての重要性について説明。また、障害者の負担軽減や手話通訳者の確保などの課題解決のため、社会的な支援体制の必要性なども指摘。 |
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