CHASPY (キャスピー)
「障害者等電気通信設備アクセシビリティガイドライン」チェックリスト

(1)障害に関わらず入力を可能とするための機能

障害に関わらず入力を可能とするための機能
機能 具体的な手段または方法
1-1 視覚に頼らないで入力を行えること
  • ”音声読み上げ”、”メールを作る”、”受信メールを見る”機能を実行するキーに突起を施しており、触覚による入力操作が可能な手段を備えている。
  • 操作ヘルプ読み上げにより表示装置を見なくても操作を可能としている。
  • アラート読み上げにより音声で警告をし、操作誤りを防止する機能を備えている。
  • 音設定機能を使用することにより、機能別の音を鳴らすことができ、表示装置を見なくても操作した機能が判るようにする機能を備えている。
  • ロック(OFF)スイッチに突起を施し、操作を判りやすくしている
1-2 色の識別を必要としないで入力を行えること ――――
1-3 聴覚に頼らないで入力を行えること
  • 案内情報を音声で読み上げるだけでなく表示部に表示する機能を備えている。
1-4 限られた運動機能により入力を行えること
  • OFF状態や機器を閉じた状態においても、”ワンタッチメール”キーの操作のみにより、メールを送受信する機能、”音声読み上げ”キーの操作のみにより、受信メールを読み上げる機能等を備えており、複雑なキー操作なく、メール端末としての主要機能を利用できる手段を備えている。
  • 1回のキー操作で主要画面に移行できる操作を提供している。(時計、作る、見る、ワンタッチメール、メニュー、メイン等)
  • 使用頻度の低いキーのキー面の高さを低くし、利用者の誤操作を防止している。
  • メール閲覧の際のスクロール操作とメール一件表示画面への移動操作を「A」「Q」「S」「W」「1」に割り当てることで左手だけでのメール閲覧操作を可能としている。
1-5 義肢により入力を行えること
  • 本体に備えるキーボードのキー操作により、ほとんどの機能を利用可能としている。
1-6 時間制限を設けないで入力を行えること ――――
1-7 発話に頼らないで入力を行えること ――――

(2)障害に関わらず出力結果の利用を可能とするための機能

障害に関わらず出力結果の利用を可能とするための機能
機能 具体的な手段または方法
2-1 視覚的な情報を視覚に頼らないて利用できること(視覚に障害がある場合でも視覚的な情報を利用しやすくするよう工夫されている)
  • メール内容等の文字情報を音声にて読み上げる機能を備えている。
  • メールの受信時においての受信メール件数等の案内情報を音声で読み上げる機能を備えている。
  • 音設定機能により、機能別の音を鳴らすことができ、表示装置を見なくても操作した機能が判るようにできる機能を備えている。(キータッチ音、ページめくり音、アラート音等を
    利用者が鳴動設定することにより、その音を確認する事で操作内容を判断可能としている。)
  • 操作ヘルプ読み上げにより表示装置を見なくてもキー操作を可能としている。
2-2 動画方式の情報を静止させることができること
  • メールの音声読み上げ時には、音声読み上げの一時停止操作により、表示情報の自動スクロールを止めてゆっくり読めるようにしている。
2-3 聴覚的な情報を聴覚に頼らないで利用できること(聴覚に障害がある場合でも、聴覚的な情報を利用しやすくするよう工夫されていること)
  • メール内容等の文字情報を音声で読み上げるだけでなく、表示装置に表示する機能を備えている。
  • メールの受信時においての受信メール件数等の案内情報を音声で読み上げるだけでなく、表示装置に表示する機能を備えている。
  • 通信動作の状態および通信結果をLEDの点灯により表示する機能を備えている。

(3)その他障害にかかわらず電気通信設備の操作を容易に行えるための機能

その他障害にかかわらず電気通信設備の操作を容易に行えるための機能
機能 具体的な手段または方法
3-1 入力操作に必要な入力キー、ボタン等の位置が容易に確認できること。
  • 使用頻度の高い、”ワンタッチメール”、”音声読み上げ”、”読み上げメールの早送り”、”読み上げメールの巻き戻し”キーは、キー形状を大きくし、また機器を開かなくても利用可能な様にレイアウトしている。
  • ”時計”、”OFF”キーを機器を開かなくても利用可能な様にレイアウトしている。
  • OFF時に誤ってキー操作されることを防止する為、ロック(OFF)スイッチを設置し、誤操作防止の配慮をしている。
3-2 基本的な通信環境の設定を一の出力操作で行えること。 ――――
3-3 操作中にいつでも初期状態または任意の状態に戻すことが出来ること。
  • ”戻る”キー等のキー操作により、直前の入力操作、入力操作自体を取り消す・中断する機能を備えている。
  • ”メイン”キーの操作で初期画面状態に戻す事を可能としている。
3-4 ネットワークや通信相手との接続の過程を表示することができること。
  • 音声読み上げ機能、表示装置およびLEDの点灯により通信状態を表示する機能を備えている。
3-5 少なくとも一の特定の相手先へは一の入出力操作で接続が行えること。
  • ”ワンタッチメール”キーの操作により、メールの送受信を単一キー操作で実行する機能を備えている。
  • メイン画面で、moperaを選択実行操作することにより、moperaへの接続を開始可能としている。
3-6 一度入力した接続先相手番号、接続相手アドレス等の接続に必要な相手先の情報を登録し、または再利用できること。
  • 通信した相手のアドレス等の情報を再度入力することなく、メモリーに登録することを可能としている。
3-7 ユーザーインターフェースのカスタム化が可能であること。
  • 表示装置(LCD)の角度が調節でき、視野を調整する事を可能としている。
  • 音設定等の設定機能を利用者が設定することにより、音を鳴動設定や表示方法等の設定を自由に設定可能としている。
3-8 電気通信設備の入出力は、複数の方法で選択でき、かつ、入出力の際には任意の方法が選択できること。
  • メールを読む場合および各種案内情報は、利用者が音声読み上げ・音設定機能を設定することにより、表示装置だけでなく、スピーカー、イヤホンジャックからも利用可能としている。