「高専ワイヤレステックコンテスト2023(WiCON2023)」にて本選大会に進出したチームによる技術実証の成果発表及びパネルディスカッションを行い、電波を有効利用しつつ、地域課題の解決や新たなワイヤレスビジネスの創出等につなげるための成果展開等について意見交換を行います。
*成果発表会に関する詳細は総務省発表の報道をご確認ください。
⇒ https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000507.html
開催日時・開催場所
開催日時: | 令和6年5月31日(金)13:00~16:40 |
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開催場所: | 東京国際展示場 西3・4ホール(東京都江東区有明3丁目11-1) セミナー会場C |
※ワイヤレス・テクノロジー・パーク2024(以下「WTP2024」という。)と同時開催
オンライン会場での展示
開催日時(予定): | 令和6年6月10日(月)~同年6月24日(月) |
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開催場所: | オンライン |
※詳細については、主催者による準備が整い次第、WTP2024ホームページに掲載されます。(https://www8.ric.co.jp/expo/wj/)
成果発表会への入場及び聴講について
成果発表会は、同時開催のWTP2024の来場者登録を行うことにより入場及び聴講が可能です。
※来場者登録方法の詳細については、WTP2024ホームページを御確認ください。
https://www8.ric.co.jp/expo/wj/
参加チーム
- Team SOME-RISE(佐世保工業高等専門学校)
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【ワイヤレス利活用部門】
See-Side救わっど -マリンデブリモニタリングシステム-海洋ごみの漂着が多い対馬での『マリンデブリ問題』に対する調査、清掃費用削減のため、LPWAネットワークによる自動モニタリングシステムを構築し、漂着ごみの状況(AIによる種別、漂着量予測)を常時把握する取組みを行った。その結果、最適な清掃時期、清掃場所、必要な人員を提案することが可能となり、清掃ボランティアの作業効率化とコストの大幅な削減を達成した。
- アクアプロテクター(沖縄工業高等専門学校)
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【ワイヤレス利活用部門】
高精度離岸流予測システムRiCAS海面の様々なセンシングデータをワイヤレス通信を用いて取得し、AIを用いて、センシングデータから離岸流の発生を検出・予測し、ユーザに警戒データを配信する革新的離岸流予測システムRiCAS (Rip current AI prediction system)の実現を目指し技術実証を行った。
- Team RS5.0 (Realize Society 5.0)(呉工業高等専門学校)
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【ワイヤレス基礎技術部門】
Beyond5Gへの利活用を目的とした100GHz帯低雑音直接発振器と電力合成による 高出力化の実現利用帯域が逼迫する6GHz以下の周波数帯において、次世代通信方式Beyond5Gではミリ波・サブミリ波帯の利用、特に大気減衰率が比較的低い300GHz帯の利用が有望と予想される。一方で半導体素子の性質上、動作周波数が高くなるにつれて増幅度や発振電力が低下する。そこで、DTMライン高Q共振器に発振電力の点で有利かつ入手の容易なGaAs pHEMT化合物半導体を実装し、3逓倍で300GHzを実現するための100GHz帯発振器を設計製作、特性評価を実施。
- とっとり農作物みまもり隊(米子工業高等専門学校)
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【ワイヤレス利活用部門】
追尾型ドローンとLPWA通信による有害鳥類撃退システムの開発カラス等の有害鳥類による果実や野菜などの食害は、最も大きな農作物被害の一つで深刻な問題となっている。特にカラスは学習能力が高く、空砲や反射材といった既存の対策ではすぐに慣れて効果が持続しない。
そこで、この食害を低減するため「深層学習を用いた物体検出」と鳥類威嚇に効果的と考えられる「追尾型自律ドローン」を連動させてカラスを追い払うシステムを開発し、技術実証を行った。 - サザンセト・オールスターズ(大島商船高等専門学校)
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【ワイヤレス利活用部門】
帰ってきた大島丸!LPWAとWi-Fiによる海上からの安否ネットワーク災害時には設備の倒壊等で通信網が遮断してしまい、安否確認や被災者への情報伝達が困難になる。特に離島では通信網の回復に時間がかかる場合が多く、安否確認は自助・共助による対応を行っている。
そこで、スマートフォンとの接続が容易なWi-Fiと低消費電力かつ広域なネットワークを実現するSub-GHz帯無線を融合し、通信網遮断時でも安否状態を確認でき、政情報の閲覧を可能にするシステムを構築した。
高専ワイヤレステックコンテスト2023概要
- 高専ワイヤレステックコンテストとは
- 高専ワイヤレステックコンテスト、通称WiCON(以下、WiCON)は高専の地域性を生かし、電波有効利用を目指した技術実証を行うコンテストです。全国の高専生(国立高専、公立高専、私立高専)による技術実証を通して、ワイヤレス人材の育成、および地域を巻き込んでの地域課題の解決、さらには近い将来に地域に根付く新たなビジネスやサービスの創出に取り組むことを目的としています。
- WiCON2023概要
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WiCON2023では、採択を受けた23チームに最大150万円の支援金を寄付。各チームは約9ヶ月間の技術実証を行い、予選大会を経て6チームが本選大会(東京開催)に出場した他、全採択チームのポスターセッションも開催されました。
主催: 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ) 共催: 総務省 後援: 一般社団法人全国高等専門学校連合会
デジタル庁 文部科学省 経済産業省 - 参考
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- 総務省報道資料
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000507.html - ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2024
https://www8.ric.co.jp/expo/wj/ - WiCON2023本選大会
https://wicon.jp/final
- 総務省報道資料